こんにちは。

わたしの通っていた保育園は、運動がかなり重視されていた。

朝は廊下の雑巾がけから始まる。そして、ロイター板を1m近く離して跳び箱を飛んだり、側転を連続でしながら多目的ホールを回ったり、身長以上ある木の壁を登ったり…たぶんわたしの人生の色々なピークはこの時代だ。

そんなところだったので、お絵かきはあまりしてこなかった。

小学生になり、友達がキラキラした目のお姫様を描いていてびっくりした。今まで棒人間しか描いていなかったわたしにとって、あまりにも衝撃が大きかった。

未だに絵はへたくそです。

どうも、タマゴです。

前日は、ダーウィンで移動の疲れを癒すための休憩の1日。つまりは1日中冷房の効いた部屋でごろごろしていた。

ちなみに10/31だったのでハロウィンでもあった。特にハロウィンらしいことはしていないけど、22日から愛車コジローにハロウィン仕様の飾りつけだけはしてた。(日本から持参)

しかしこの飾りのもろいこと。何度も外れる、付ける、を繰り返した。これを車に付けるのはオススメしません。

バットとパンプキンのフェルトのガーランド

さて、一行はダーウィンのAirbnbの快適なお家を出て、いざ大自然のKakadu National Parkへ。

このナショナルパークは、世界遺産にも登録されておりオーストラリア最大。面積にしてだいたい四国くらいはあるそう。…広すぎる!

ちなみにここには推定1万匹のワニが生息してるみたい!恐怖!

そして2万年前に描かれたアボリジニの壁画がある。アボリジニの人たちは5万年以上も前からこの地で暮らしてて、地球上でも最古の文化なんやって。

そんな壁画もあるので、世界遺産でも複合遺産と言われる、自然もだし文化的にもだしどっちもすごいね!というところです。

そんなところ、テンションが上がらないはずがない!

いざカカドゥへ。

ナショナルパークといえば、エントリーパスを買わないと。

買えるところを探すも全然見つからない。

通り道にある店に寄るも、まだ先のところだよーと言われる。

立ち寄った店の水槽にいたSaltwater Crocodileのパーシーくん
彷徨えるサルタマゴ

3か所目の、めっちゃちゃんとした建物(Bowali Visitor Centre)で、ようやく買えた。

(ちなみにエントリーパスはオンラインでも買えるそう。)

ネットが全然繋がらないからオンラインじゃ買えないよって人は、それっぽい建物に惑わされないで。ぐんぐん進みましょう。

Bowaliビジターセンターの看板

チケットは紙のものと、スマホにも送られてきます。

このチケットで最長2週間滞在できます。

雨季で大人ひとり$25。

乾季は$40。たぶん。確認お願いします。

このビジターセンターではちょっとした展示がされてます。入場は無料。

絵の中の人と手をつなぐサル

ビジターセンターを出て、さっそくUbirrを目指す。Ubirrはアボリジニの壁画があるところのひとつ。

壁画はいろんなところにあるので周ってみて。パーク内には5000以上の壁画が残されているそう。

この”Ubirr”。うちらはずっと”ウビル”って言ってたけど、日本語読みやと”ウビア”らしい。発音を調べてみたら確かにウビアって言うてた。

途中、道路わきに人が。人?しかも何やら写真を撮っている様子。

見かけても牛、というアウトバックの道でこの風景は違和感
この岩を撮っていた

おっきい岩ーーー

なにかの岩だったかもしれませんが、何かは分かりません。

直接行って確かめてみてください。

Ubirrに到着。

UBIRR ART SITE
WELCOME TO UBIRR

すごくラッキーなタイミングでツアー中の人たちに出くわす。

よし、ついてって話を聞こう。

少し離れたところから、壁画の説明を聞く。

…しかし理解できない。残念。

何やら説明してるガイドさん
木の影で分かりにくい
有名な漁師マブユ

2000年前、この辺りは海に近かったそうで、漁師や魚などが描かれているそう。

使われているのは、石を使った赤、オレンジ、黄色、白の顔料と、墨を使った黒の顔料。

アボリジニ民族がボディペイントをしている、あの顔料か!

顔料によって、石に浸透する度合いが違うそうで、一番浸透するのが赤で、オレンジ・黄、白、黒の順。赤い絵ほど年代が古いみたい。

魚と…
たくさんの魚や生き物。ワラビーもいる。

壁画の絵を説明してくれている看板があった。ありがたい!

アボリジニの人たちは文字を持たない文化なので、こうやって出来事を全部絵に描いて残してきた。日常生活や伝説など。

レントゲン画法という内臓や骨も描かれた技法は紀元前5000年以降のものだそうで、どの辺が食べれるよーとか、ここ食べたらあかんよーとかそういうのを描いているらしい。分かりやすい。

レントゲン画法。背骨が見えてる。

絵の技術が半端ない!

これが何万年もの時を経て、現在2018年の自分がそれを見ているってなんか不思議。

これから先何万年か経ったら、あのメルボルンのストリートアートもこんな歴史的文化的産物になるのかな。

こんな高さの岩にも描かれている
…どれだ?

壁画はどんどん上に上に書き足されていっていたみたい。

このころにもいたクロコダイル

ここは赤い矢印でルートを示してくれているので迷わず回れます。

壁画が描かれているところを抜け、岩山を登る。

登りやすいところをルートにしてくれているので割とスイスイ登っていけるのもありがたい。

頂へ!

岩の上からの景色の壮大なこと!!360度の大パノラマ!

これはほんとに実際見に来てほしい。写真じゃ伝えきれない。

サルのゴリラポーズ
タマゴのニワトリポーズ

わたしたちの行った11月は雨季のシーズンに入ってしまっていて、通れないところも多く、行けるところが限られてしまっていたので、行くなら乾季(5月から10月)がオススメ!

さて、ここからは宿探し。

我らがCamperMateで見つけた、近場にあった安く泊まれるキャンプ場へ。

行ってみるも特に受付もなく、封筒にお金を入れるスタイル(たまにあります)。ここでいいかぁとなったが、肝心の現金がない。

カード社会のオーストラリアで、しかもこんなに有名な観光スポットならカードでもいけるだろうと高を括っていた。

ATMも近くにない。

途方に暮れていたら、運よくカードの使えるキャンプ場があった。(Aurora Kakadu Lodge & Caravan Park)

ラッキー!

冷凍庫もキッチンにあったので、命の水を凍らすことも出来、大満足。

ということで無事今日も眠りにつけるのでした。