こんにちは。
キーホルダーのデザインへの意識が甘く、お土産で貰うと嬉しくなって、そのままスマホやペンケースに付けてしまう。そして数年が経ち。ふと落ち着いて見たときに、もしくは誰かに指摘され、
「あれこのキーホルダー、銅っぽい色だから気付かなかったけど、キティちゃんなのかぁ」
「こっちは、小さい緑の何かついてるなーと思ってたけど、ガチャピンかぁ!」
って気づき、いいおっさんなのに可愛いの付けてたわ恥ずかしーーーってなる。
どうもサルです。
朝5時に起床し、日の出前から出発準備を始める。早朝の空気は気持ちいい。まだ地面も空気も熱を含んでいない。
ずっとこの空気なら良いのになぁ、と思いつつ準備を終え、日の出と共にダーウィンへ向け出発。Daly watersからは約6時間、590kmの道のり。
と、まずはDaly Watersのすぐ隣にある「Stuart Tree」に立ち寄る。
「探検家JOHN McDOUALL STUARTが、1861~2年にかけてアデレードからダーウィンまで探検をした。そしてここで、1862年5月23日に名前の頭文字”S”をこの木に刻んだと言われている。」
とのこと。
この木の”S”の文字どうこうより、このオーストラリアを馬と徒歩で縦断したっていうのに「ほげぇーーー」となる2人。ここ数日、車で移動しただけで既に暑さにやられているのに。。
ここからダーウィンまで590kmを1日で行けることを考えると、便利な時代になったなぁ、徒歩だったら何日かかるんだろう、と技術の進歩に感謝。
スチュアートさん、あなたすごいよ。
うっすら残る?Sを確認した2人は、文明の利器「車」に乗り込み、北上開始。
時刻は6:00am。
良い感じに朝焼けの空。
徐々に太陽が本気を出し始める。
そして時は流れ・・・
10:30am
ここまでで約4時間半。
太陽は今日も絶好調。炎天下の中ぶっ続けのドライブ。
朝、スチュアートさんに負けてらんないな!と気合を入れたことなんてとっくに忘れ、暑さにボロ負けの2人。
様子がおかしいサル
あと1時間半くらいだ。踏ん張れ。
まだまだ道は続く。
暑すぎてこのドライブ中の記憶が曖昧なのだが、たしかダーウィンに着くまでの間、
クイズ「渋谷の10代20代の女の子200人に聞きましたアンケートのベスト10は何でしょう」
をしていた。タマゴが問題を出し、サルが頭を振り絞りベスト10を考える。
ただ、静岡の片田舎で育ったジャガイモ野郎に、渋谷のセンター街を優雅に闊歩している女の子の気持ちが、分かるはずがない。
しまいには、ふんわりとした答えがどうにも納得いかなくて、いちいち文句をつけるサル。それに対してタマゴは、そんなようではモテないぞ、と一蹴。
6時間走って、覚えている事はこんくらいだ。
こんな不毛な6時間はこれまでの人生、そしてこれからの人生でも無いだろう。
そんなこんなでお昼頃、2人はなんとかダーウィンへ到着。
Airbnbの家のチェックインが夕方の4時以降だったため、それまで時間を潰すことに。
とりあえず近くのボタニカルガーデンへ行ってみる。
George Brown Darwin Botanic Gardens
着くなりサルは、どうしようもない便意のため、とりあえずトイレへ急ぐ。
そんなサルを見送ったタマゴも時間差で尿意を催す。
フロントガラスにサンシェードを着け、荷物も持ち、車に鍵をかける。
何度も忘れていることがないか確認をし、トイレへ向かう。
途中、便意から開放されスッキリ顔のサルと出くわし、「サンシェード着けて、荷物持って、車の鍵もちゃんとかけてきたで」と報告するタマゴ。
それに対し、「サンシェード着けた?、荷物持った?、車に鍵かけた?」とひとつひとつまた確認してくる、うるさいサル。
…。
それを無視してトイレに向かうタマゴ。
いつもの構図である。
サルよ、たまにはタマゴを信じてやれ。
タマゴもトイレを済まし、冷静にボタニカルガーデンの地図を確認する2人。
そして気づく。
ここは広すぎる。そして何より暑すぎる。
タマゴの準備もむなしく、2人はそそくさと車へ戻る。
どこかショッピングモール的なところで涼みたいので、もう少し街の方へ車を進める。
中心街まで来て駐車場を探すが、全部有料だったため、少し外れたところへ駐車。徒歩でショッピングセンターを目指す。
そして2人はついに念願のMitchell shopping centreへ到着。
ついに!冷房!RE・I・BO・U★サイコー!
というテンションである。
入り口で少しクールになった頭で歩き出し、2人は唖然とする。
「あれ、これショッピングモール?」
ほとんどのテナントが閉まっている。
外観と内観とのギャップが酷い。もうほぼコールスしか開いていないような状況だ。
時間がちょうどアイドルタイムくらいだったから、準備中だったのかな。
きっと、そうだ。そう思おう。
ということにして、そもそも店には用は無いし、とりあえず通路に設置されていたソファでパンを食べることに。
タマゴの好きな、チーズとベーコン入りの4つに千切れる安っっすいパンを2人で分け合う。ひもじい。
しばし涼んだ後、もう少し街を散策することにした2人。パンだけではサルの腹は一分も満たされていない。タマゴはタマゴで暑さでへばって、固形物よりも液体を欲していた。
歩きだすとすぐ、Bobarというバブルティーの店があった。いろんな種類のティーやスムージー、スラッシーがあるようだ。タマゴの求めていたものがそこにあった。
この店入ろ!
迷った結果、peach slushieを注文する。
とりあえず腹も心も満たされるタマゴ。よほど気に入ったのか、一口飲んでは ”あー最高やー”と言い、もう一口飲んでは ”あー幸せー”、これを延々飲み干すまで繰り返す。
腹減った…
その横で腹を空かしているサル。
次はサルの欲求を満たさなければならない。アジアンフードを求め街を彷徨う。いつだって欲望に忠実な2人。
そして、たまたま入った道にフードコートを発見。やっとの思いでタイ料理にありつく。
$10でご飯と4種類のおかずを選べる。なかなかお得だ。嬉しそうに選んだサルは、腹五分目ぐらいまで満たしたのであった。
パーキングのリミットが2時間だったので、急いで戻る2人。少し飢えと渇きが解消され、足取りは軽い。
車に乗り、ダーウィンいち大きいとされるショッピングセンターへ買い出しに行く。
今日の夕飯はステーキにしよう!となり、必要な食材、大事な飲料水たちを次々と選んでいく2人。
もうその頃の判断力はおかしなことになっていた。
連日の暑さと、これから冷房の効いた部屋で好きなだけ涼める!という期待感で、ポンコツな脳にドーパミンばかりが放出され、あれも買おうこれも買おうと次々とカートの中へ入れてゆく。
気付けばなぜか、何種類もの柑橘系ジュース(すべて2Lボトル)を購入し、5時過ぎにAirbnbの家に到着。
後にこれらは冷蔵庫に入りきらず、消費するためだけに飲まれることになる。
家主のAlixは若くてかわいらしい女性で、彼氏と出掛ける予定をしていたらしく、私たちを出迎えた後、慌ただしく外出していった。
だからあんなにチェックインの時間を気にしていたのか。
それにしてもこの暑さなのにファンデーションが崩れていないことに驚くタマゴ。
この暑さでその感じなの?!汗かかないの?
ついさっき化粧直しをしたのだ、そうだ、デートだからそうに違いない、若さは関係ない、と自分に言い聞かせ納得し、荷物を運び出す。
Alixはエアコンを付けておいてくれたので部屋は天国。
あぁ、これが極楽か。。
シャワーを浴び、ベッドで少し休憩し、ステーキを焼く。ちょっと贅沢したステーキに舌鼓をうち、2人はまたベッドへダイブする。
あぁこれは危険なやつだ、このままじゃ寝ちゃう、歯磨きしなZzzz。
そのまま眠りにつく2人であった。
案の定、夜中に目を覚まし、歯を磨いたのは言うまでもない。