OUR STORY
ひょんなことから一緒に旅行することになった3人。そんな3人のそれぞれのAUS生活と、出会い、出発までのおはなし。
"人間は自然のうちで最も弱い一本の葦に過ぎない。しかし、それは考える葦である。" - パスカル
モグラ【鳥取/元看護師】
占いで前世が土モグラだったという件以来、周囲の人は彼女がモグラにしか見えない病にかかってしまった。事実、猫背で両手を頻繁に動かす仕草はモグラのそれを彷彿させる。旅行中は写真担当としてGoProもどきを片手に大活躍したのだが、旅行中盤で写真が全て消えてしまうという悲劇にあった。元看護師であり世話焼きで優しい。その反面、自分ルールが強く頑固者な一面がたまに顔を出すことも。1度寝転んだらシャワーをなかなか浴びない。本人曰く”日本ではちゃんと浴びる”とのことだが、真偽の程は不明。2018年6月、Bowenから飛行機でPerthまで先回りして数日過ごし、日本へ帰国。
2016年6月に渡豪。ゴールドコーストの高層マンションでシェアハウス暮らし。マッサージ店で働き始め、楽しく過ごすが、オーストラリアのワーホリの2ndビザを取得する為には88日間のファーム労働必須。そこで、ゴールドコーストを北上したところにある、QLD州Ayrへ移動。
そして1年ぶりの再会。
2017年12月、タマゴが仕事を求めてTasmaniaからPerthに向かったところへ、モグラも合流。PerthのHyde Park近くのシェアハウスでほぼ二人暮らし。ハウスオーナーはほぼ不在だった為自由に過ごす。結局ファーム、ファクトリーでの仕事が見つからなかったため、ゴールドコーストの頃の経験を活かし、Newcastle St沿いのマッサージ店でタマゴと共に働く。1月、タマゴの友人を介しサルと出会う。何度かみんなで遊ぶ中でサルとロードトリップの話に。ノリで始まったこの話が現実のものとなっていくのであった、、
サル【静岡/元自動車部品メーカー勤務】
大きな耳を持ち、幼少期からサルと呼ばれてきた男。“サル”というと草履を温めたあの偉人を連想するが、そんな立派な気配りはできない。根はとても優しいのだが気持ちを言語化して伝える能力がバグっており、逆に相手を怒らせる発言をしてしまうのが長年の悩み。座ったまま寝ると顎がシャクれることがこの旅で発覚。最近見つけたある絵本のアルパカに似ていると言われ、サルなのかアルパカなのか、自分のアイデンティティを探す日々を送っている。
2016年6月、ワーホリの前に学生ビザを使って渡豪。Sydneyを拠点に生活。半年後、ワーホリビザに切り替え。2017年4月、サルも2ndビザの為にファームへ移動。サルもたまたまAyrを選ぶが、モグラとタマゴとは時期がずれているので存在を知る由もない。その後88日を終え、AyrからSydneyまでショートトリップしながら戻り、Sydneyからのチケットが安かったという理由で次の拠点をPerthに決める。
Perthでマイニングファクトリーの仕事をゲット。ここで夜勤や出張でがっぽり旅の資金を稼ぐ。旅の愛車kojiroのオーナー。Perthでの乗り物は三代目。原チャ→普通車→4WDと、かなりの進化である。タマゴの繋がりでモグラと出会う。モグラと何がきっかけか、ロードトリップの話になり、勢いで出発が決まる。
タマゴ【京都/元ジュエリー店販売員】
顔がタマゴっぽく、さらに人並み外れた毛量と広いデコを持つため、頭部が非常にデカく見える人。マイペースな3人の中でもずば抜けたのんびり屋さんであり、自分の興味ある事しか視界に入らない。珍しい鳥に夢中になり牛糞の山の中にビーサンで踏み入ろうとした時は、さすがにコイツは大丈夫なのかと周囲は心配した。行動は抜けているがさすがは元接客のプロ、他人の感情の変化には敏感であり旅行を円滑に進めるのに一役買っていた。二重アゴを無くし完全なタマゴになるため現在奮闘中。
2016年8月。フィリピンので語学学校に通ったのち、その足でオーストラリアへ。当時心配性だったタマゴは何でもかんでもフィリピンへ持っていたので、オーストラリアの前に大量の荷物を実家に送り返す。身も心も軽い状態で到着したのはWA州のBroome。最初に降り立つにはかなり辺鄙なところ。何を隠そう、タマゴの夢は世界一周しながら宝石の原石を発掘すること。このBroomeはパールの養殖で有名なところで、当時タマゴ的行ってみたいところNo.1の地。いざ上陸し、最初にしたことはヒッチハイク。やはりどこか抜けているというか危機管理能力が乏しい。
せっかく念願のBroomeだったが、パールのシーズンは始まっており、養殖の仕事(聞いた話は遠洋漁業の漁師さんみたいな感じ)は80人待ち。タマゴは2年目のリベンジを胸に次の地、真逆のQLD州Airlie Beachへ。そこでは住み込みでヴィラのハウスキーピングの仕事をするが、Helpexで見つけたので家賃はタダで、2nd の88日にカウントされるが給料は入らない。そのため近くのファームへ行くことに。そのファームの地、Ayrでモグラと出会う。
TasmaniaのDevonportに着いたものの、そのタイミングで仕事がないのとあまりの寒さで移動を決意。この時フィリピンの学校からの友人と行動を共にしており、その友人がサルにコンタクトを取り、Perthに仕事があるかもと数日後にはPerthへ。ちゃっかりTasmaniaを半周旅行してからPerthへ向かう。そこにモグラも合流し、先にタマゴがマッサージの仕事を始めた。が、最初の店はまさかのセクシャル系の店。後に無事ちゃんとした店で2人で働くことに。そしてサルとモグラからロードトリップに誘われるも、2年目にはパールの養殖にtryしたという気持ちがあり、一旦は断る。優先順位や今しかできないことを考え参加することにしたタマゴ。そしてそして、3人の旅が始まるのであった。。