こんにちは。
わたしの母はとってもHAPPYな人です。母とわたしの合言葉は、”わたしたちに悪いことは起こらへん”です。
そうやって生きることで、傍から見れば悪いことでも、少しでもいいことを見つける、そんな特技が身に付きました。お母さん、ありがとう。
どうも、タマゴです。
この日はついにCairns付近から本格的に内陸に入りだす。前日に車検も買い出しも終わらしてあり、準備は万端。さぁ進もう。
とその前に、前日の車検の話だけ聞いてほしい。
前日24日は予約していたケアンズのメカニック(今回はジャパンオートリペアさんにお願いしました)で車検の日。
車を預け、結果を待っている間に、これからのキャンプに必要そうなものをKマートで調達していた。
この先内陸に入っていくと、ダーウィンまで大きな都市はないので、今のうちに買いだめしておこう作戦。
しばらく買い物をしていると、メカニックから電話がきて、電話に出るサル。
どうやら車検が完了したことと、車の様子を説明してくれているみたい。車にそんなに詳しくないサルは、言われるがまま「はい、はい」と相槌を打っている。
が、ある時点でテンションが変わった。
「あー、そうですか。。。それは、修理しないとまずいですよねぇ。どうしようかなぁ」
何か良からぬことが起きている、気がする。
電話を切り、サルが言う。
「なんか4駆用のシャフト?みたいのが一本折れてるらしくて、とりあえず修理お願いしたわ。だからそれも含めもろもろで600ドルくらいかかりそう。」
あぁ、恐れていたことが起きた。
あの時だ、、、
クロコダイルツアーを終え、CookTownへ向かっていた去る10月21日。
オフロードを半べそで走っていたら突如鳴り響いた「キィィィィ―――ン」という金属音が思い出される。
…やっぱりか、あの時に部品が取れたに違いない。
(この日の出来事はコチラのブログ)
ということで泣く泣く$600を支払って修理をしてもらうのでした。ちゃんちゃん。
そして無事、愛車コジロー復活!
ジャパンオートリペアさん、部品がないことを見つけてくれてありがとう。
きちんと仕事をしてくれるので、みんなも是非ここのメカニックで車検をしよう。タイヤの擦り減り具合とか、暑いエリアを走る時の注意点とか対処法とかも教えてくれたよ。しかも日本語だから安心。
我々は次の大きな目的地。Kakaduを目指す。
途中、Athertonを経由してみることにした。
ファーム情報でたまに聞いたことのあるアサ―トン。高原やっけか。よく分らんけど聞いたことあるし、なんかしらあるやろう。と、とりあえず向かう。
向かっているときに調べてみたら、近くに“Curtain Fig Tree”、別名、絞め殺しのイチジクなんていう、物騒な名前の付いた木があることが分かった。
もし通り道にあったら行ってみよう、と提案。
サルは、ほんとにそれは見る価値があるのか、もうすでに走っている最中に見ているのではないか、とあまり乗り気ではない様子。
何だかんだ言っていたが通り道に看板を発見したので、せっかくだからと寄ってみた。
意外にも車がいっぱい停まっていて、ツアーに参加しているような団体客の姿も。日本人の姿もちらほら。そうか、ここは観光スポットなのか。
森の中に入ってみると、遊歩道みたいになっていて、整備されているので歩きやすい。
そしてこれが絞め殺しのイチジクだ!
どうなってんの?!木なの?根っこなの?ツルなの?とジンジャーエールを飲みながらざわつく2人。本当に思っているのか。
それにしてもすごい迫力!
えっとー、結果、木、ですかね。
本来なら隣の木に巻き付いていくはずのイチジクの木。しかし、倒れてしまったイチジクの木が、巻き付かずに重力で垂れ下がってしまっているらしい。
そうして出来上がった自然のカーテン。
でもなぜに絞め殺し…センス。
わちゃわちゃしていたら、修学旅行の班行動中らしき数人の女の子たちに、写真撮影をお願いされるサル。
はい、撮りまーす。スーシー!
この女の子たちと同行していた現地のガイドの人だかが気に入っていたこの掛け声。
皆さんもこれからは“チーズ!”ではなく“スーシー!”にしてみてはいかがでしょうか。
結局、絞め殺しイチジクに満足したわたしたちはアサ―トンをそのままスルー。
アサ―トンは高原というだけあって、すっごい広々とした高原が広がっていた。
そらそうでしょう。
思わずハイジの歌を歌いたくなります。わたしはなりました。
口笛はなぜ~遠くまで聞こえるの♪
この動画はいつかYouTubeに公開する…予定はなし。
Athertonを抜け、とりあえずはシャワースポットのあるMount Garnetへ。
途中、Milstreamという地に入ったところ、滝の看板を見つける。ちょうどお昼時だし見に行ってからお昼を食べるか、とメインロードを抜け、横道へ左折。
少し進むとパーキングエリアを発見し駐車。一台キャラバンが停まっていた。キャラバンの後ろの扉が開け放たれていて、脚が見えている。
あーこんなところで昼寝なんて最高やなーなんて思いながら、舗装された道が続いている方に行ってみる。
歩くこと数分。
滝だ!
ふーん、溶岩が固まって滝になったみたい。しかも3層に地層が分かれているらしい。
割とこじんまりとした滝で、上からしか眺めることが出来なかったけど、辺りに漂うティーツリーのようないい香りに癒された。
心は満たされたが、腹は満たされない。
ということで、パーキングの岩場でお昼ご飯。
強風の中、コンロで袋麺焼きそば(ミーゴレン)を作る。強風で火が安定せず、思うようにすんなり出来上がらない。
やっと出来たと思ったら3羽のカワセミがどこからともなく現れて近づいてくる。
やばい、狙われている。
こちらの方が図体がデカいはずなのに、あんなとがったくちばしは持っていない。あのくちばしでつつかれたらひとたまりもない!
しれっとした顔で明後日の方を見ながら近づいてくるカワセミ。
急いでミーゴレンを腹に収めるわたしたち。
なんだか落ち着かない昼食を終え、また出発。
途中の町で不思議な像を発見。思わず車を停める。
暑さでこの辺りの記憶が曖昧やけど、なぜかこの像を見た後、『ラッキーやったなぁ』と繰り返し、謎にテンションの高い2人の映像が残っている。…謎だ。
この辺りから日差しがすごく強いので運転で腕がさらされていると、焦げてしまうのでタオルでカバーしてました。
そして無事MountGarnetに到着し、シャワーを済ませる。そろそろ夕方の4時頃。
もう本日の寝床を探してゆっくりしたいところ。この辺は結構キャンプ場が点在しているので、すぐに見つかるだろう。
しかし、1つずつ寄ってみるが、日陰がないところばかりで全然いいところが見つからない。
勘がいい人はお気付きかもしれないが、
日中焦げるような日差しやん?夕方になっても涼しいはずがないやん?
日が沈むまでの2,3時間の間、灼熱の中での夕飯準備は自殺行為。
4つ目にしてようやく日陰のあるところを発見。
夕飯を終えた頃に日が傾き始める。
夕食後のおやつ(なんちゃってどん兵衛味のネオグリという名のヌードル)
そして9時頃に就寝。
今日もお疲れさまでした。