11月18日
こんにちは。
母と、宝塚歌劇団のバスツアー(お弁当付き)に参加した時、ちょうど上映されていたのが『ベルサイユのばら』でした。(何組かは忘れた)
すっかり宝塚に魅了されたわたしたちは、そのあとのお土産屋さんで、宝塚カラーのすみれ色のハンカチ2枚と、ベルサイユのばら完全版の5冊を買いました。
パッと見ただけでは宝塚のものと分からないものを持って帰り、父に ”あれ?宝塚に行ったんやんな?”と確認された、
どうも、タマゴです。
あぁ、旅も終盤に入って疲れが溜まってきてる。。
ハエもずっと身体にくっついてくるしイライラするわ。。
ほんで頭痛もしてきたし、意識が朦朧とする、、これはあかん。あかん…
やっとMonkey MIAに着いたのに、、、
ごきげんよう。
ポーチ・ド・エッグよ。
なんだかさっきはおかしな気分だったけど、もう今はすっかり元気よ。
じいやのセバスチャンの気付薬が効いたのかしら。
あら、でもセバスチャンの姿が見えないわ、お紅茶でも煎れにいったのかしら。
まあいいわ、今はこの旅のガイドをしてくださってる、おサルさんがいるから。
おサルさん、今日もお願いしますわね。
……。なんでそんな変な喋り方なの?
まぁ、失礼しちゃう。おサルさんったら、疲れてるのかしら…
そうよね、ずっと案内をしてくれているんですもの。
それならセバスチャン特製のお紅茶を飲むといいわ。
セバスチャン、早く戻って来ないかしら。
でもせっかくなら今日はわたくしが、案内役をしてみようかしら。
一度やってみたかったのよね。
ほら、お家の中って退屈でしょ?小さい頃、ばあやのマーラとよくお家の中の案内ごっこをしたものだわ。あぁ懐かしい。
そうそう、それでよく迷子になっちゃって泣いてしまっていたのよね。
でも大丈夫、安心して。
わたくしもう、32になったのよ。何かあっても泣いたりなんてしないわ。
さ、わたくしについてきてくださいな。
えーっと、、まずはここの場所よね、確か。
今わたくしたちはここにおりますわ。
ここは”モンキーマイア自然保護区”といって、シャークベイの中の、ひとつの保護区なの。
この辺り一帯が世界自然遺産というものになっていて、今でも古代生物が生息していたり、ジュゴンさんの世界最大生息地だそうよ。
このモンキーマイアは野生のイルカさんに会えるそう。
でもそれなら、いつもみたいに、バハマやパラオ、ジープ島までお父様のジェットで、ピュピューって飛んでっちゃえばいいじゃない。
あら、そういうことじゃないのね。
なんだかおサルさんが悲しい顔をしているわ。まだ気分が優れないのかしら。
…そういうことね、今回の旅のこと、忘れてしまっていたわ。
なるべく原始的な生活を体験しようということでしたわね。
ごめんあそばせ。
さぁて、わたくしたちは、野生のイルカに会えるモンキーマイアに着きましたわよー!!
おサルさん、こんな風に言ってたものね。
初めは真似でいいからと、色々なレッスンの先生たちもよく言ってたわ。
そうそう、この時おもしろいことがあったのよね。
受付と言われる、バーカウンターみたいなテーブルのところで、おサルさんと一緒に今夜泊めてくださいなってお願いしに行ったの。
そうしたら、その係の方が、今日からここでお仕事を始めた方だったの!
イルカさんが好きなのかしら。それならわたくしの行きつけの島を教えて差し上げようと思ったのだけれど、なぜかおサルさんに止められてしまったわ。
ちょっと黙って。
おサルさん、とても優しい紳士的な方なのに、言葉遣いがとても乱暴なのよね。
グルック先生に怒られてしまいますわよ、と言ったら、
また悲しい顔をさせてしまいましたわ。一体どうしたのかしら。
さて、そのイルカさんのことが好きな受付の方に、こちらの芝生にお車を停めてくださいな、と言われたので、コジローさん(わたくしたちの移動用のお車)を停めました。
庭師のハンスを紹介して差し上げようかしら。ところどころ芝がはげてしまっているわ。
そんなことを思いながら、ランドリー体験へ行きましたの。
原始時代の方たちは、自分たちでお洗濯していたのね。すごいわぁ。
$2コイン、、始めて使うわ。ワクワクしちゃう!
これを入れたら洗濯機…だったかしら。この白い箱が回るのね。
面白い仕組みだわね。
このエリアの方たちは、この洗濯機と乾燥用マシンとキッチン、あとはお風呂とトイレットをシェアするみたい。
白を基調とした、すっきりとしたキッチンは、シェフのニコラスの厨房よりコンパクトで、かわいらしかったわ。
広い!綺麗!しかもトイレもシャワーも綺麗!っておサルさんはえらく感動していて、もう1日ここに泊まることになりましたの。
楽しいですわね!
わたくし、今までお勉強から逃げてしまっていたけれど、こういうかたちで学習するのは好きですわ。
ランドリー体験を終えて、お車のコジローさんの元へ戻りましたら、バギーというバイクに乗ったおじさまがやってきてこう言いましたの。
『そこ停めちゃいけないよ。芝、育ててるところだから。…あぁUnpoweredエリアはあっちだよ』
これで納得しましたわ。芝生はまだ出来上がってなかったのね。
わたくしとしたことが、、お恥ずかしい。
そして芝生とは反対側の、白っぽい地面のところにコジローさんを停めましたの。
そして、わたくしたちはお散歩に行きましたわ。
ビーチにペリカンさんもいましたの。
ペリカンさんといえば、アフリカ大陸を周遊したときにもたくさん見ましたけど、オーストラリアにもいるんですのね。
ディナーはおサルさん特製のチャーハン。おサルさん、中華料理が作れるのね、と感心していたら、とてもシンプルなものでしたわ。
わたくし、こういうお料理も好きよ。素材の味を大切にしてるでしょ?
メインディッシュは何かしらって尋ねたら、これだけですって。
そういうものでしたのね。
わたくし、今まで食べ過ぎていたのかしら。
翌朝は、イルカさんに会いに行くんですって。楽しみだわ。
11月19日
Monkey MIA 2日目
スッキリとした目覚め。でもなんだか昨日の記憶が曖昧やなーと思いながら起き上がる。
サルに変な顔で
昨日変なキャラになってたで。ポーチドエッグっとかって。
と言ってきたが、よく分からないのでスルー。
さて、今日は楽しみにしていた、野生のイルカウォッチング!
集まってきている!
ここモンキーマイアは、世界自然遺産で、保護区とされている。
…ん?もうこの話したって?
じゃあ、飛ばすわ。ここのイルカの話は?…バハマ?何の話。
ここのイルカと人間とのふれあいはもう40年くらい続いているらしく、今ここに来ているイルカたちも、当初来ていたイルカの子孫たちだそう。
パークのスタッフが、朝のこの時間に魚をあげていて、下の写真のように、波打ち際から見学ができる。
この餌やり、選ばれた数人は実際海に入って、イルカに魚をあげられるのでぜひ立候補してみよう。
野生のイルカを相手にしているので、時間帯や現れる数、滞在している時間はまちまちのよう。
こんなに近くで見れる。
イルカが死んだ目みたいになっているところも肉眼で確認できるくらい、近くで見れる。
ここの海は遠浅なのに、器用に身体を横に向けてやってくる。
イルカの戯れに満足したわたしたちは、車に戻り、ごろごろする。
お昼ご飯を食べてもごろごろしていたわたしたちは、これではダメ人間になると散歩しに行く。
SWANという名のクラフトビール
外は結構な強風だったけど、せっかくのハッピーアワーなので、わたしは白ワイン、サルはビールを頼む。
外のソファでビーチを眺めながらのんびり。
してたんやけど、風が強すぎてそこそこで退散。
混まないうちにキッチンとシャワーをと用意し出す。
と、今夜は前回のトマトジュースパスタのアレンジに挑戦!(捨てられないけど、食べられなくて数日見て見ぬふりされていた)
ビーンズ缶とその他調味料を駆使し、ほど旨パスタに変身させることに成功!
そんな一日。
11月20日
今日も出発前にイルカを見に行こうとビーチへ急ぐ。
今日は桟橋から眺めてみることに。
イルカたちが海に戻っていくと、見ていた宿泊客たちもぽつりぽつりとビーチを離れていく。
わたしたちも行こかぁと帰りかけた時!
ウミガメの親子が!
親ガメがすごいでかい!
なんだかイルカよりもテンションが上がった2人なのでした。
さて、今日は移動日です。Kalbarriまでレッツゴー!